ホーム > 用語解説トピックス(研究用試薬/受託検査)
用語解説/トピックス  
疲労・心理ストレスに関する文献

一般社団法人 日本疲労学会
抗疲労臨床評価ガイドライン (http://www.hirougakkai.com/guideline.pdf)
評価マーカーとして8-OHdG、8-イソプラスタン、dROM、BAP(総抗酸化能)、TGF-β、HHV6、HHV7等が例示されています。
【文献】
Association between type D personality, depression, and oxidative stress in patients with chronic heart failure.
Psychosom Med 71(9),p973-980(2009). doi: 10.1097/PSY.0b013e3181bee6dc.
Kupper N, Gidron Y, Winter J, Denollet J.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19834046)
慢性心不全患者におけるタイプD性格と酸化ストレスの関連性を調査。
タイプDの患者は対照患者に比べ、血清Hsp70低値(6.48、対照7.85 ng/mL)。
【文献】
Activation of antioxidant defenses in whole saliva by psychosocial stress is more manifested in young women than in young men.
PLoS One 9(12):e115048(2014). doi: 10.1371/journal.pone.0115048
Tsuber V, Kadamov Y, Tarasenko L.
( https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4272280/)
学生を対象に、期末テストの2週間前(ベースライン)と直前(ストレス下)において 状態不安テスト(State and Trait Anxiety Inventory:STAIテスト)および唾液を採取。
STAIテストの状態不安スコア(State anxiety)はストレス下で38%上昇、唾液アミラーゼ活性はストレス下で有意に上昇。
唾液カタラーゼ活性は全体で見ると有意差はないが、女性のみではストレス下で126%上昇、 男性では有意差なし。男女間での有意差あり。
唾液TBARSは個人差が大きく、ストレスの有無、男女間での有意差なし。
唾液酸化蛋白質はストレス下で有意に低下。
うつ・統合失調症に関する文献

【文献】
Analysis of oxidative stress expressed by urinary level of biopyrrins and 8-hydroxydeoxyguanosine in patients with chronic schizophrenia.
Psychiatry Clin Neurosci.69(11),p693-698(2015). doi: 10.1111/pcn.12319.
Miyaoka T, Ieda M, Hashioka S, Wake R, Furuya M, Liaury K, Hayashida M, Tsuchie K, Arauchi R, Araki T, Shioji I, Ezoe S, Inoue K, Yamaguchi T, Horiguchi J.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25975810)
慢性統合失調症患者(29名47±12歳)と健常対照(30名42±14歳)。
尿中8-OHdG/CREは患者群11.3±8.6に対し10.5±10.2μg/gCREで有意差なし。
尿中バイオピリンは患者群1.51±0.74に対し健常群1.11±0.54μg/gCREで有意に高値p=0.015。
発症期間と負の相関、BPRSと正の相関。

【文献】
Increased serum levels of 8-hydroxy-2'-deoxyguanosine in clinical depression.
Psychosom Med. 68(1):p1-7(2006)
Forlenza MJ, Miller GE.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16449405)
血清8-OHdGは鬱病患者で高値を示す。大うつ病患者の血清8-OHdGは小うつ病患者に比べ高値。

【文献】
Depression and oxidative damage to lipids.
Psychoneuroendocrinology. 35(9),p1356-1362(2010). doi: 10.1016/j.psyneuen.2010.03.010.
Yager S, Forlenza MJ, Miller GE.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20417039)
うつ病は冠動脈疾患のリスクファクター。うつ病患者の血清イソプラスタン(8-iso-PGF2α)は健常対照に比べ高値を示す。

【文献】
Increased 8-hydroxy-deoxyguanosine, a marker of oxidative damage to DNA, in major depression and myalgic encephalomyelitis / chronic fatigue syndrome.
Neuro Endocrinol Lett 30(6),p715-722(2009).
Maes M, Mihaylova I, Kubera M, Uytterhoeven M, Vrydags N, Bosmans E.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20035260)
大うつ病および慢性疲労性症候群(筋痛性脳脊髄炎)において、尿中8-OHdGは対照群に対し高値を示す。

【文献】
Oxidative stress in depressive patients with gastric adenocarcinoma.
Int J Neuropsychopharmacol. 2009 Sep;12(8):1089-96. doi: 10.1017/S1461145709000091.
Wei YC, Zhou FL, He DL, Bai JR, Ding H, Wang XY, Nan KJ.
(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19272208)
胃腺癌患者におけるうつ病と酸化ストレスの関連性を調査。
うつ病患者では対照群に比べ、血清総抗酸化能、SOD、カタラーゼが低値、血清MDAが高値を示す。
【ご注意】 弊社の提供する試薬、受託分析サービス等は全て研究用です。研究以外の用途(臨床検査/診断/医療行為等)には使用できません。
弊社ホームページに掲載されている酸化ストレス研究用試薬/受託分析に関する 商品情報、文献情報等は、お客様の研究のための参考資料としてご紹介するものです。 これらの情報は研究用のバイオマーカーの臨床的意義を示すものではなく、また臨床検査や医療活動等に用いることを 推奨するものでもありません。
内容を引用される場合には、出典として「日本老化制御研究所」または「JaICA」と記載するようにお願いいたします。 また、図や写真を引用される場合には 弊社の書面による許諾を必ず事前に得るようにしてください。 弊社は本ホームページおよび製品、添付文書等を作成するにあたり細心の注意を払っておりますが、これらによる損害が万一発生した場合でも、 弊社は 責を負いませんので予めご了承ください。
ページの先頭へ